LIVE ARTIST - 世界の音楽会 -

~ツクル森で、「世界の文化」に出会ってください~

 

 今、世の中で耳にする音楽は、ほとんどが「商品」として作られたものですね。

 

音楽や踊りは、単なる娯楽だと思っている人も多いかも知れません。でも本当は、人々をつなぎ、自然と人々をつなぎ、そして地域の暮らしを形つくる、人間にとって太古の昔から欠かせなかったもの…それが音楽や踊りでした。

 

 そしてそれらは一部の人々だけのものではなくて、全ての人のためのものでもありました。だから、ツクル森では皆さんにぜひ「体験して欲しい」のです。ただお客さんでいるだけじゃなくて、ただ受け手・買い手にさせられるんじゃなくて…

「自分でも」歌ってみたい・奏でてみたい・踊ってみたい・表してみたい・そして作ってみたい…そんな気持ちになって欲しいのです。

 

 ツクル森のステージや、ワークショップは、そんな「いざない」をテーマにもしています。時を超えて個々を超えて受け継がれているものに触れて欲しい、そして食べるものにこだわるように自然で繊細な感覚でつくられてきた音や響きを味わって欲しい。

 

そんな想いで集ったアーティストたちと、ぜひ直接出会ってください♪

MUSICIAN


ウポポ、ムックリ、トンコリ

出演日…5日・6日(両日WSあり)

 

阿寒湖アイヌコタン出身のウポポを歌う姉妹、床絵美と郷右近冨貴子。kapiw/カモメ、apappo/花という意味のアイヌ語。幼少の頃から、地元阿寒や祖母から伝承されてきた歌を中心に、民族楽器ムックリやトンコリも交えつつ、アイヌの歌の魅力を伝えている。 2011年より姉妹二人の活動を開始。全国各地にて公演の他、海外公演も多く、これまで様々なジャンルのミュージシャンとの共演も行ってきた。2016年には二人での音楽活動が始まるまでのドキュメンタリー映画「kapiwとapappo~アイヌの姉妹の物語」が公開されている。妹・郷右近冨貴子は先だって、世界の口琴名人9人の中の一人に選ばれた。



歌・カーハ

出演日…5日・6日(両日WSあり)

 

奈良生まれ。南米先住民の歌の文化を求めてペルー、ボリビア、アルゼンチンを旅し、各地の先住民音楽家たちと交流。帰国後ギタリストのギジェルモ・リソットとの活動や、アルゼンチン大使館後援により来日したドゥオ・エル・バルコンとの関西ツアー等、様々なミュージシャンとの共演の傍ら、水と光と祈りをテーマにピアノ、チェロのトリオによるニューアルバム「agua y luz 水と光」を発表。現在は日本唯一のカント・コン・カーハ(カーハと歌う歌)の歌手として各地でのコンサート活動のほか、生まれ故郷奈良の民俗古謡を歌い継ぐ活動、世界の民謡を訪ねる活動、詩の朗読や声の瞑想など、多岐にわたる活動を続けている。



歌・ハラナ

出演日…5日・6日

 

2002年より、グアテマラ・メキシコ・京都を中心に世界で旅を続け、文化人類学的探究の旅の途上で銀細工・マクラメ編みなどのものづくりや、マヤの様々な先住民文化を学ぶ。そんな中、メキシコ・ベラクルス州の南部の農村の祭り音楽ソン・ハロッチョと弦楽器ハラナに出会い、先住民・スペイン入植者・黒人奴隷の文化が重なった音楽の歴史、コミュニティでの役割、老人演奏家達との交わりに衝撃を受け、学ぶようになった。現在は熊野在住、歌いながら(里として)、ものづくりしながら(tapiscaとして)田舎暮らし真っ只中。



ガムラン

出演日…5日(演奏)・6日(WS)

 

インドネシア政府給費留学生(Darmasiswa)としてインドネシア国立芸術大学デンパサール校(STSI Denpasar)で2年間ガムランと舞踊を学んだ小林江美により1994年に大阪で結成。バリ島の伝統音楽を演奏する傍ら、新しい楽曲や舞踊作品の創作活動にも意欲的に取り組む。同じスタジオで活動するプスパ・クンチャナを始め、数々の舞踊家と共演。和太鼓、バーンスリー、ピアノ、バイオリンなど他分野とのコラボレーションにも多数挑戦する。2013年より2年に一度影絵芝居公演も行っている。2015年にオリジナルガムラン楽曲によるCD『Le Gamelan Petit Gâteau ガムラン プチ・ガトー』をリリース。個性的な音作りが好評を博する。



世界各地の笛、弦楽器

出演日…5日・6日(両日WS)

 

世界各地の笛を用いた演奏活動の他、笛の製作・作曲・弦楽器演奏、講演や執筆、近年は大阪大学などで共生学の講師も務めるアーティスト。幼少の頃に出会った南米アンデス山岳地域の音楽をはじめ、ケルト文化圏・中欧・東欧・アジア諸地域と、古今東西の笛に出会いながら録音物を作らず15年近く活動を続け、2004年から作曲作品を集めたアルバムを続けてリリース。2000年オーストリア公演、2003年ウズベキスタン東洋音楽祭への招聘、2011年スロバキアの国際文学祭への招聘、2018年スペイン・アルテアでの夏の音楽祭への招聘など、国内外で活動を拡げ、現在はコーカサス地域の笛を研究中。 



バイオリン

出演日…5日・6日(両日WS)

 

ルーマニアやハンガリー、ブルガリアなど東欧各地の伝統音楽から、ポップスやロック、ジプシー・スウィングまで、幅広いジャンルで活動するバイオリン演奏家。2003年にギターとのユニットで初のCDを発表、2004年には東欧へ渡り、その後フォークダンス研究家やベリーダンサーとのコラボレーションを次々に企画。一方では高木正勝氏などをはじめとする国内の様々なアーティストのツアーやレコーディングに参加し、2008年には初のソロ・アルバム、2014年にはセカンド・アルバムをリリース。2011年スロバキアの国際文学祭への招聘、2018年スペイン・アルテアでの夏の音楽祭への招聘など、国外でも活動を拡げています。



京北フォークダンス楽団

江口喜代志/タパン 構井一仁/ギター

出演日…5日、6日(両日WS)

 

京北で開催されているフォークダンス講習会「踊って旅する世界の国々!」は、手をつないで輪になって踊る、世界各地のダンスを体験できる講習会。その生演奏バンドとして、京北山国で「歩いて集まれるご近所さん」…きしもとタロー・熊澤洋子、江口喜代志・構井一仁が結成した楽団。ツクル森でも恒例になった、みんなで踊るフォークダンス講習会のバック演奏を務めます。



村澤由香里

 

出演日…5日・6日(両日WS)

 

京都大学の民族舞踊研究会出身で、世界各地のダンスに精通したフォークダンス講師。2018年のツクル森で実現したフォークダンスWSをきっかけに、2019年から、あうる京北で開催されてきた「踊って旅する世界の国々!」…惜しくもコロナによってしばらくは開催されていませんが、その講師として関東から京北に飛んできてくれていた由香里さん、今年のツクル森にもやってきます。



MAKO/藤井容

MAKO/アフリカン・ダンス

出演日…5日・6日(両日WS)

 

 西アフリカの伝統音楽に魅せられ現地(ギニア・セネガル・マリ共和国)の生活を通じ踊りや太鼓を学ぶ。現在は、地域のお祭りから野外フェス、学校保育園福祉施設などご縁あるところにお邪魔してライブパフォーマンスやレッスンを行ない、太鼓や踊りのもつパワーや楽しさを広く届けています。・パフォーマンスグループ『BACHIKONDOOO』のメンバー、京都(京北、伏見)、大阪などでクラス開催メンバー募集中。太鼓叩きの夫、わんぱく息子達との日々。☆instagram→Makowaay

 

藤井容/アフリカン・パーカッション

出演日…5日・6日(両日WS)

 

2000年、西アフリカの伝統打楽器ジャンベに出会う。ギニア人ミュージシャン“カラモコ カマラ”との出会いを機に、ギニア共和国へ渡り本格的に伝統音楽を学ぶ。その後もギニア、セネガル、マリなどの国で現地で生活しながら伝統音楽を学ぶ。現在、プロのドラマーとしてだけでなく、音楽イベントを企画するなど幅広く活動中。



京北「家守(やもり)の木」シンガーズ

 

出演日…6日

 

ふぇいらん(原作)・もりわきのぶこ(イラスト)による、京北の山里を舞台にした絵本「家守の木」。その読み聞かせのために、きしもとタローが音楽を担当し、その時に誕生したテーマ・ソングが「家守の木」です。京北在住の子供たちとお母さんたちが中心となって、京北の山の杉たちの物語を歌います。



Naoyuki Alcsidd Takano

DJ

出演日…5日・6日

 

新潟出身、京都在住のDJ。幼少の頃から様々なジャンルの音楽に慣れ親しみ、20代の頃サイケデリックトランス等のレイヴカルチャーで衝撃を受け、DJとしての活動を開始。一度は現場を離れるが、ベルリンに渡り、本場のダンスミュージックシーンの洗礼を受けたことをきっかけに、活動を再開。

 

Experimental,Abstract,Jazz,Psychedelic Rock,Dub,民俗音楽からTechno,Minimal,House,Acid等のどっぷり踊れるダンスミュージックまで、そのボーダレスな選曲は心地よい音の旅をしているように人と空間に溶け込んでいく。